【RENEW 2024】めがね作りワークショップ〜工程前半~
今回の RENEWのワークショップ「めがね職人体験」の内容について、ご紹介します。
普段めがねを掛けていても、実際にどうやって作っているのか、ご存知ない人がほとんどだと思います。「そんなとこまで人の手でやってるの!?」と、驚かれるかもしれませんね。
【① フロントとテンプルの組み立て】
テンプルに掘られた溝に蝶番を差し込んで、蝶番の穴に合わせてテンプルにドリルで穴を開け、鋲を打ち込みカシメて固定します。カシメは、鋲をハンマー器具で叩いて潰し固定する感じです。テンプルにも蝶番を取り付けて、テンプルと枠をネジで止めて組み立てます。
【② 開き調整】
組み立てた枠とテンプルの余分な部分をカットする工程です。
いかに隙間なく仕上げられるかが職人の腕の見せどころ。数ミリずれただけでテンプルの開きが狂い、装着感が悪くなるので慎重に調整していく、繊細で重要な工程です。
【③ 合口ヤスリがけ】
合口とは、テンプルの先端部と枠の合わさる部分のことです。
開き調整をしたテンプルと枠にヤスリを使用し、さらに滑らかなラインに整えていきます。枠とテンプルに段差ができないよう、一体感が出るようにします。ピッタリきれいに合わせることができれば見た目にも美しく、経年変化による歪みも軽減できます。
【工程紹介は続きます!】
いかがでしたか? めがね1本を作るのに、思っていたより手間暇がかかっていること、少し感じていただけました? ワークショップでは、職人が皆さんの作業をお手伝いしますから、どうぞご安心を。
ちなみに今回ご紹介したのは、ワークショップのほんの一部。体験していただける工程はまだまだございます。続きのご紹介は、また後日ということで。どうぞお楽しみに!
ワークショップの概要・お申し込みは、こちら から。